家族の健康 厳かに祈願 旧正月、漁港は華やか


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旧正月で家内安全などを願う参拝者ら=19日午前、糸満市糸満の白銀堂

 【糸満】旧暦の元日に当たる19日、海人の町・糸満市の糸満漁港には大漁祈願と航海安全を願う色とりどりの大漁旗を掲げた漁船がずらりと並び、華やかな雰囲気に包まれた。

同市糸満の白銀堂には祈願用の木箱「ビンシー」を抱えた参拝者が朝早くから足を運び、拝所に手を合わせて1年の健康と幸せを祈願した。
 糸満漁港で漁船「将丸」に大漁旗を取り付けていた漁師の金城薫さん(54)は「大漁の年になることを願い、新たな気持ちで旗を揚げている。昨年よりもさらに飛躍の年にしたい」と気を引き締めた。
 旧正月には毎年欠かさず白銀堂に参拝に訪れるという上原正子さん(73)は「去年に引き続き、ことしも家族全員が健康に過ごせるようにと願って手を合わせた。年の初めに参拝に来ると気持ちがいい。きっと良い年になる」と笑顔で話した。