豊作願い田植え 玉城百名で「親田御願」


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豊作を願う儀式で稲を植える仲村渠区民ら=23日、南城市玉城百名(諸見里真利撮影)

 琉球の稲作発祥の地とされる南城市玉城百名の受水走水で23日、仲村渠区の伝統行事「親田(うぇーだ)御願」があり、区民らが田植えの儀式で豊作を願った。

 行事は毎年、旧正月後の最初の午の日に実施される。地域の伝統行事を学ぼうと現地を訪れた百名小学校の児童約50人や区民らが見守る中、田植えの儀式を行った。
 初めて田植えをした新里玲王奈さん(40)は「新鮮で貴重な体験になった。地域で継承し続けていくべき素晴らしい行事だ」と話した。