3月21日に開幕する第87回選抜高校野球大会(春の甲子園)に出場する糸満の選手や監督が25日、学校関係者や県高野連役員と共に那覇市天久の琉球新報社を訪れ、甲子園で「糸満旋風」を起こす意気込みを語った。
糸満の甲子園出場は2011年夏以来2度目で、春は初めてとなる。高野連の神谷孝会長は「県大会、九州大会と著しく成長した。無限の可能性を秘めているチーム」と紹介。前回初戦敗退の雪辱を期す上原忠監督は「忘れ物をしてきた。勝利を挙げて皆さんに喜んでもらいたい」と躍進を誓った。
「甲子園で校歌を歌おう」を合言葉に学校全体で盛り上がっているといい、池間誉人主将は「名前負け、ユニホーム負けしないよう持ち味の機動力を生かしてまずは1勝する」。エース金城乃亜は「地に足の着いたプレーをする」、打撃で活躍が期待される大城龍生は「緊張せず堂々としたプレーで一戦必勝を目指す」と決意を述べた。
選抜大会は3月13日に組み合わせ抽選会があり、出場32校の対戦カードが決まる。