獅子、集落厄払い 宮古島市城辺比嘉で旧二十日正月


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新しく購入された農機具の厄を払う獅子=10日、宮古島市城辺比嘉

 【宮古島】旧暦1月20日に当たる10日、宮古島市城辺の比嘉地区で伝統行事「旧二十日正月(パツカショウガツ)祭」が催された。2頭の獅子が集落を回り、安全祈願と厄払いをした。

 行事では比嘉地域総合施設に住民らが集い、獅子舞を披露し、クイチャーを踊った後に集落内を一周。またリフォームした家や軽トラックを買った家へ行って獅子舞を踊り、厄を払った。
 購入したばかりの中型トラクターをお払いしてもらった砂川勉さん(67)は「地域にも貸し出して、比嘉集落の農家全体の生産性向上につながってほしい」と期待を込めた。