初戦突破へ意気込み 糸満ナイン甲子園出発


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壮行会で選抜大会に向けた決意を述べる糸満の池間誉人主将=14日、那覇空港

 第87回選抜高校野球大会(21日から12日間・甲子園)に出場する糸満の選手や監督らが14日、現地に向けて出発した。那覇空港で行われた壮行会には同校の父母や県高野連の関係者などが参加して甲子園での健闘を願った。

 県高野連の神谷孝会長は「戦後70年の節目に激戦地の糸満から甲子園に出場するのは意義深く、多くの人が背中を押してくれる」と選手を激励した。糸満の前新出校長は「甲子園初勝利という爽やかな春風を県民に届けてくれることを願っている」と話した。
 池間誉人主将は「糸満らしい機動力を生かして、ベンチ、アルプスも一体となって沖縄まで校歌を届ける」と決意を語った。上原忠監督は「まずは初戦突破を目指し、勢いをつけて上位を狙いたい」と目標を掲げた。
 糸満の初戦は大会第5日の25日、第1試合(午前9時開始予定)で昨秋の近畿大会を制した天理(奈良)と対戦する。