生きた野菜に夢中 親子21組、収穫と料理体験


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収穫を楽しむ参加者ら=11日、糸満市米須

 野菜にもっと親しんでもらおうと「第3回親子で楽しむ!野菜たっぷり体験ツアー」(主催・琉球新報社、協賛・キユーピー)が11日、糸満市内で開かれた。小学生と保護者21組42人が参加し、収穫体験と調理実習を通して食と農について考えた。

 講師を務めた農家でシニア野菜ソムリエの徳元佳代子さんが所有する畑で、参加者はキャベツやハツカダイコンなど5種類の野菜を収穫した。雨上がりの畑で土が重く、参加者は歩くのにも悪戦苦闘しながら、普段見る機会の少ない野菜の「生きた」姿に夢中になって収穫していた。
 調理実習では「キャベツと豚肉のマヨネーズ炒め」と「ゆで野菜とチキンのブロッコリーソースがけ」の2品を作った。
 南風原町から参加した岡美咲さん(10)は「ブロッコリーがどういうふうに成長するのかを初めて見た」と喜んだ。母の志穂さん(40)は「大切に育てられている現場を見ることで、野菜をもっと大事に食べようと感じてくれたのではないか」と話した。