きょうから愛鳥週間 ノグチゲラ、リュウキュウマツで子育て


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辺りを警戒しながら巣穴に餌を運ぶノグチゲラのオス=8日午前、国頭村(又吉康秀撮影)

 野鳥愛護と鳥が生きる自然保護を啓発する愛鳥週間が10日から始まった。16日まで。5月は繁殖期や育雛(いくすう)期に入り、親鳥は子育てに大忙し。国頭村の県道沿いで8日、リュウキュウマツの枯れ木に営巣する国の特別天然記念物ノグチゲラが見られた。

イタジイやタブノキに営巣する例が多いが、近年では堅いマツの木に巣穴を作るのが見られる。早朝からつがいの親鳥が辺りを警戒しながら、交互に昆虫や木の実など餌をせっせと巣穴に運んだ。
 環境省野生生物保護センターによるとヤンバルクイナは生息数が増加傾向にある分、交通事故の範囲も広がっている。ことしは車にひかれる事故が6件発生し、うち5羽が死んだ。速度を上げ過ぎず慎重な走行を呼び掛けている。