【宜野湾】第38回5・15平和行進(同実行委員会、沖縄平和運動センター主催)の最終日が16日、宜野湾市役所を出発地点に行われた。県内外から参加した約2600人(主催者発表)が名護市辺野古の新基地建設反対などを訴え、米軍普天間飛行場の包囲コースを歩いた。午後には宜野湾市海浜公園で平和行進を締めくくる集約集会が開かれ、17日に那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開催される県民大会に向け結束を強めた。
参加者は午前9時半に宜野湾市役所を出発。7・1キロの北ウイング、8・2キロの南ウイングの2コースで「危険な普天間基地を撤去せよ」など訴えながら練り歩いた。
行進に10回以上参加しているという宜野湾市の嘉手苅直(すなお)さん(54)は「基地が街の真ん中にあることをあらためて実感した。反対の意思を示すためにも、行動することが大事だと思う」と力を込めた。