沖縄 梅雨入り 平年より11日遅れ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
しっとりと雨に打たれ、行楽客の目を楽しませるアジサイ=20日午前、本部町伊豆味のよへなあじさい園(諸見里真利撮影)

 沖縄気象台は20日、沖縄地方の梅雨入りを発表した。梅雨入りは平年より11日遅く、昨年より15日遅い。

19日に梅雨入りした奄美地方に続き全国で2番目。沖縄本島や先島諸島は前線の影響で大気の状態が不安定となり、県内各地で朝から雨が降った。今後1週間も前線や湿った気流の影響で、曇りや雨の日が多く続く見込み。平年の梅雨明けは6月23日ごろとなっている。
 本部町伊豆味の「よへなあじさい園」では小雨の中、傘を差した来園客が雨粒でしっとりと輝く青や薄紫の花々を楽しんでいた。園によると、ことしは例年に比べて1週間から10日ほど早咲きで、6月20日ごろまで楽しめる。
 満98歳のあじさい園のオーナー、饒平名ウトさんは「ことしは花が大きくて色もよく出ている。見にいらっしゃってください」と話した。
英文へ→Rainy season starts later than usual in Okinawa