社会

宮森小米軍機墜落56年、悲しみ癒えず 慰霊祭に110人参列

犠牲者18人の名が刻まれた仲よし地蔵に花や千羽鶴を手向け、平和を誓う児童=30日午前、うるま市石川の市立宮森小学校

 【うるま】米空軍嘉手納基地を飛び立った整備不良の米軍ジェット戦闘機が石川市(現うるま市石川)の住宅地や宮森小学校に墜落した事故から56年となった30日、遺族会とNPO法人石川・宮森630会はうるま市立宮森小で慰霊祭を開いた。「基地があるゆえの悲惨な事故」(上間義盛遺族会代表)で犠牲になった児童12人(うち1人は後遺症で死去)と住民6人に黙とうをささげた。参列者からは名護市辺野古で新基地建設を進める政府への批判も聞かれた。

 慰霊祭に先立って催された追悼集会には宮森小全児童と隣接する城前小6年児童が参列した。児童らは平和の鐘を鳴らしながら、犠牲者の名前が刻銘されている「仲よし地蔵」に花や千羽鶴を手向けた。
 慰霊祭には例年にも増して110人の参列者があった。遺族らが涙を拭いながら犠牲になった人の名を呼び「仲よし地蔵」の刻銘板に触れた。
英文へ→With irreparable grief, 110 people gather 56 years after US jet fighter crash