アジサシ類650羽チービシで繁殖 渡嘉敷、NPOが確認


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チービシの神山島で飛び交うベニアジサシの群れ=3日、渡嘉敷村(金良孝矢撮影)

 県鳥獣保護区である渡嘉敷村チービシ(ナガンヌ島、クエフ島、神山島)で3日、県環境部自然保護・緑化推進課の委託を受けたNPO法人どうぶつたちの病院沖縄が、環境省レッドリストの絶滅危惧II類のアジサシ類の調査を実施した。

約650羽の個体があり、219個の卵を確認した。
 神山島でベニアジサシが約550羽(卵170個)と、エリグロアジサシ約50羽(卵27個)が見られた。このほかマミジロアジサシが4羽いた。ナガンヌ島ではベニアジサシが4羽、エリグロアジサシが57羽(卵22個)、マミジロアジサシが2羽確認された。クエフ島では営巣は確認されなかった。