沖縄の魅力 作品に りゅうぎん紅型展開幕


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第24回りゅうぎん紅型デザインコンテストの受賞者ら=26日、那覇市の県立博物館・美術館

 第24回りゅうぎん紅型デザインコンテスト受賞作品展(琉球銀行主催、琉球新報社共催)が26日、那覇市の県立博物館・美術館県民ギャラリーで始まった。一般枠で大賞を受賞した迎里勝さん(40)=豊見城市、会社員=の「間『ま』」など8受賞作を含め、全応募作と歴代大賞作の85点を紹介する。入場無料。30日まで。

表彰式で迎里さんは「大地と海の間に生きる命の力強さを描きたかった。今後も沖縄を題材に描いていきたい」と語った。
 20歳以下の学生が対象の「未来枠」で優秀賞を受賞した喜舎場朝奈さん=首里高3年=は「鶏をテーマに、躍動感が出るよう彫り線を工夫した。伝統文化を継承できるよう今後も頑張る」と語った。
 琉球銀行の金城棟啓頭取は「応募数が増えて年齢幅も広がり、レベルは着実に向上している。紅型の魅力が世界に知られることを願う」と述べた。審査員の星雅彦さん(美術評論家)は「全体を通し、絢爛(けんらん)として素晴らしかった」と講評した。【琉球新報電子版】