2米兵強盗致傷事件


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 2003年10月、宜野湾市の路上で、普天間基地所属の海兵隊員3人が会社員の男性(20)を襲い、暴行後に現金を奪って逃走。男性は1週間のけがを負った。県警から通報を受けた米軍は、基地に戻った被告らを拘束。日米地位協定17条5項Cに基づき、起訴前まで米軍側で「拘禁」したが、軍刑務所には収容せず3人は兵舎内で自由に会える状態だった。2人が強盗致傷罪で起訴され、検察は一審で証拠隠滅の口裏合わせを指摘し、懲役8年を求刑。那覇地裁は04年4月、共謀は傷害罪のみで、強盗罪は単独という被告側の主張を認めて、判決を言い渡した。検察側が控訴していた。