金武区「杣山」訴訟

　「杣山」は木材用の樹木を植えた一般呼称で、金武区では官有地を払い下げた住民共有地。現在は米軍キャンプハンセン内に接収され、地料が管理団体の金武部落民会に支払われる。会は独立した２０歳以上の男性の正会員資格を認める一方、女性は５０歳以上で、未婚または離婚した人を一代限りの準会員とした。区外の夫と結婚し、全員が金武区出身の女性らが２００２年、正会員資格を求めて提訴。１審は原告勝訴、２審は逆転敗訴した。