旧日本陸軍が1944年に大本営直轄の沖縄守備隊として創設した第32軍が、南部に撤退する45年5月まで使用していた軍事的中枢。壕一帯は戦前うっそうとした森で、首里城をはじめ国宝級の文化財が集中する場所だったが、日米両軍による壮絶な戦闘により、地形は一変し、多くの生命と文化財が失われた。
第32軍司令部壕
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琉球新報社
旧日本陸軍が1944年に大本営直轄の沖縄守備隊として創設した第32軍が、南部に撤退する45年5月まで使用していた軍事的中枢。壕一帯は戦前うっそうとした森で、首里城をはじめ国宝級の文化財が集中する場所だったが、日米両軍による壮絶な戦闘により、地形は一変し、多くの生命と文化財が失われた。