<用語>日米地位協定


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 日米安保条約に基づき米軍の法的地位や基地の管理、運用などを定めた協定で、1960年に発効した。裁判権が日米で競合する場合、米軍人や軍属の事件、事故で「公務中の作為」については、米軍当局に第一次裁判権があると規定する。

米側が裁判権を放棄するか、公務外の場合は、日本に行使する権利がある。米連邦最高裁の判例では、平時に軍属を軍法会議にかけるのは違法とされているため、日本側が「専属的に裁判権を持つ」との見解もある。