沖縄靖国訴訟


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 県内の戦争遺族ら81人が那覇地裁に提訴(2002年9月30日)。その後も原告が加わり、94人に。那覇地裁は原告側の請求を棄却(05年1月28日)し、原告らのうち80人が控訴(同2月10日)。しかし控訴審判決も一審判決を支持して控訴を棄却(06年10月12日)、原告78人が上告(同月25日)した。小泉首相(当時)の靖国参拝を問う一連の訴訟の中でも、沖縄靖国訴訟では特に沖縄戦の実相を強調。一審では裁判官が南部戦跡の“現場検証”を行うなどして判決が注目された。