<用語>県内の遺骨収集とDNA鑑定


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 厚生労働省の統計によると、県内の遺骨収骨数は2011年度159柱、12年度103柱、13年度262柱で推移している。また県の統計では、県内にはまだ約3200柱が眠っているとされている。

 いまだに多くの遺骨が発見される一方、遺族が身元判明のため期待するDNA鑑定は実施は進んでいない。鑑定を開始した03年度以降、県内で発見された遺骨の鑑定実施は50件にとどまり、このうち身元が判明したのは4件。厚労省は高温多湿な沖縄の気候から骨の保存状態は悪く、DNA抽出が難しいとしている。