<用語>5歳児問題


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 沖縄では戦後の米統治下で、保育所より幼稚園整備が先行し、各小学校に隣接する1年制の幼稚園整備が進んだ。保育所整備が立ち遅れ、認可保育園の5歳児定員も少ないため、親の就労などで保育を必要とする子も公立幼稚園を多数利用している。このため、降園後に学童や認可外保育園を利用する「二重保育」の状態や、園児が一人で午後を過ごす実態などが、沖縄特有の「5歳児問題」として長年指摘されてきた。