<用語>沖縄戦と基地建設


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 沖縄戦については、今回の滑走路建設計画を示した文書作成から約1年後の1944年10月3日に、米統合参謀本部が沖縄侵攻を正式に決定した。45年1月6日にはそれを具体化した「アイスバーグ作戦」がまとまった。実際の普天間飛行場は、45年4月の米軍上陸後に建設された。当初は43年10月の計画より短い7900フィート(約2400メートル)の滑走路で、53年に9千フィート(約2700メートル)に拡張された。嘉手納基地は日本軍の中飛行場、那覇空港は日本軍の小禄飛行場をそれぞれ米軍が拡張した。