ニシムイ美術村


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 戦後、米軍政府によって文化部技官に任命され、石川市東恩納でアトリエ集落を築いた沖縄の画家たちが、首里儀保町に移住して形成したアート・コロニー。米軍からアトリエや画材などを提供され、創作活動を続けた画家たちは、ニシムイ移住後も米軍の注文に応じて肖像画やクリスマスカードなどを手掛けていた。沖縄美術の復興の拠点となったニシムイには、安谷屋正義、安次嶺金正、名渡山愛順、玉那覇正吉らの画家たちがいた。