県内さんご礁の危機


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 県などの調査によると、サンゴがその場所にどれくらいあるかを表す「被度」は、沖縄本島では1972年に半分以上の地点で被度50%以上の良好なサンゴが分布していたが、オニヒトデの大量発生や高水温による白化現象の影響で被度が低下し、2004年には、被度10%未満の地点が9割以上に上り、危機的状況となっている。原因不明で、発生するとやがてサンゴの群体すべてが死滅する病気「ホワイトシンドローム」も慶良間諸島や八重山の石西礁湖で確認され、対策が急務となっている。