救急救命士の医療行為


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 1991年に救急車の中で医師の指示に基づいて医療行為を行う救急救命士が誕生した。除細動(心臓への電気ショック)、輸液、器具を使った気道確保の3つの医療行為が認められた。2003年には医師の具体的な指示を待たない除細動、04年は気管挿管、06年に薬剤投与が可能となった。
気管挿管は肺への空気の通り道である気管に口または鼻からチューブを挿入し換気を行う気道確保の方法。薬剤投与は血圧や脈拍を上げ気管を拡張するなどの効果があるアドレナリンの投与を指す。