ゾルゲ事件


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 1941年10月、警視庁が摘発した国際スパイ事件。ドイツ人新聞記者でソ連赤軍諜報員のリヒャルト・ゾルゲが尾崎秀実らの協力を得て、日本の機密情報をソ連に通報した。ゾルゲや尾崎ら35人が逮捕され、ゾルゲと尾崎は44年11月に死刑を執行された。名護市出身の画家・宮城与徳は、19年に渡米し美術を学ぶ一方、共産党に入党。33年に帰国後、ゾルゲ事件に連座し41年逮捕。43年、獄中で死亡した。