調整交付金

　市町村の国民健康保険（国保）の財政に、定率の国庫負担以外に国から交付される。普通調整交付金（普調）と特別調整交付金（特調）があり、普調は市町村間の財政力の不均衡などの調整が目的。
　特調は画一的な方法では措置できない特別の事情を考慮して交付される。特別の事情は、災害などによる保険料の減免額がある場合、原爆被爆者にかかる医療費が多額である場合、結核・精神の疾病にかかる額が多額である場合―など１１項目。調整交付金は国保財政全体の９％、うち普調は約７％分、特調は約２％分。