琉球新報社 
玉城デニー知事は10日の会見で、今後予定している台湾への訪問時期について「年度内に訪問するという方向」と明らかにした。台湾では、来年1月に総統選が控えているが「なるべく総統選に近くない時期の方が余裕を持って対応できるのではないかと考えている」として、総統選の直前や直後の訪問は避けたいという意向を示した。
玉城知事は「副知事と分担しているが、日程が議会の開会なども絡み、非常に立て込んでいる」と述べ、会談相手も含めて検討する考えを示した。
県は4月、地域外交室を設置し、対話による東アジア地域の緊張緩和を目指して独自の地域外交を進めている。6月には照屋義実副知事が韓国・済州島を訪れ、7月には玉城知事が中国を訪問し李強首相らと会談した。
玉城知事は7月に中国から沖縄へ戻った際の会見で、台湾訪問について「海外日程は調整を必要とする。タイミング、テーマ、誰と同行するかも含めて鋭意検討していきたい」と答えていた。
（沖田有吾）
