2019年に焼失した首里城の復元の一環で、正殿の復元工事が行われている「素屋根」エリアの一般公開が26日、始まった。素屋根の一部に一般来場者が見学できる区画を設け、正殿の復元過程を間近で見ることができる。
見学区画では工事内容をパネルや動画で解説する。消失した正殿の火災遺物や復元に使われる木材などに触ることができる。沖縄総合事務局の担当者は「工事の様子は、来園されたその時々でしか見られないものになる」と貴重さを話し、復元の過程を見学する魅力を語った。
来県していた岸田文雄首相も26日、素屋根見学エリアを視察した。
(知念征尚)