ロボットを製作し、プログラムで自動制御する技術を競うコンテスト「ワールド・ロボット・オリンピアード(WRO)」の国内決勝大会が8月26、27日に東京都港区で開かれ、ロボミッションカテゴリーエキスパート競技ジュニア部門で県内の中学生で編成した「アミークスYTS」が優勝した。関係者によると、ジュニア部門の県勢優勝は今回が初。11月に中米パナマで開かれる国際大会に派遣される。
「アミークスYTS」は沖縄アミークスインターナショナル中2年の金城颯真(14)さん、同1年の渡邉大士さん(12)、県立開邦中1年の佐和田優里さん(13)の3人からなるチーム。
決勝大会では事前に与えられたルール通りにロボットを動かす「レギュラーミッション」と、当日にルールを発表する「エクストラチャレンジ」が行われ、「YTS」はいずれも満点の成績で他を圧倒した。
県勢初の優勝に金城さんは「絶対に満点を取るとの気持ちで練習してきた。この結果にとても満足している」と喜ぶ。国際大会へ「気を緩めずに引き続き練習に励み、日本代表として頑張りたい」と意気込んだ。
エキスパート競技シニア部門では「アミークスR2K」がプレゼン賞、ミドル競技エレメンタリー部門では「TEDAKOロボット」が準優勝に輝いた。
(小波津智也)