第10回しまくとぅば県民大会と第7回U―18島唄者コンテスト(県文化協会主催、県・市町村文化協会・琉球新報社共催)が17日、嘉手納町のかでな文化センターで開催された。島唄者コンテストは「生まり島(んまりじま)」をテーマに、8月の予選を勝ち抜いた18歳以下の小中高生14人が出場した。「豆が花」を選曲した宮古総合実業高1年の與儀杏珠さん(15)が最優秀賞に輝いた。
5度目の出場だった與儀さんは「やっと最優秀賞になれた。毎回、宮古島から一緒に来てくれたお母さんにありがとうと言いたい」と喜んだ。大好きで何度も練習してきたという宮古の名曲を「キーンという高音にならないように注意した」と伸びやかに歌い上げた。「もっと、おなかから声を響かせたい」と抱負を語った。
優秀賞は「赤犬子」を選んだ沖縄尚学高1年の兼謝名希実さん(15)、奨励賞は「三村節」を歌った光洋小4年の喜納心春さん(9)が受賞した。3人には賞状と三線が贈られた。
しまくとぅば県民大会では、しまくとぅばの普及に功績があった喜屋武ハツ子さんら8人とFMよみたんなど2団体が表彰された。
(古川峻)