手足の不自由な人たちのさまざまなアートを展示する第31回肢体不自由児・者の作品展(沖縄肢体不自由児協会主催)が27日、那覇市の県立博物館・美術館の県民ギャラリーで始まった。入場無料で、9月1日まで。開催は午前9時~午後5時(最終日は午後4時まで)。
作品展は「手足の不自由な子どもを育てる運動」の一環で、障がい者の自己表現の機会拡大や、共生社会の実現などを目的に開催している。絵画や写真など多彩な72作品が並んだ。
開会セレモニーで、同協会の大城勇夫理事長は「作品を通し、作者の思いや生きる力の素晴らしさをくみ取っていただけたら」とあいさつ。出展した沖縄南部療育医療センター入所者の玉城純也さん(51)は「楽しく作ることができた」と話した。
(前森智香子)