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A1ソース、製造メーカーの回答は? 沖縄で「休売」へ ステーキ文化でなじみの味


A1ソース、製造メーカーの回答は? 沖縄で「休売」へ ステーキ文化でなじみの味 ステーキ(イメージ写真)
この記事を書いた人 アバター画像 島袋 良太

 湧川商会は「A1」を30年以上輸入・販売しており、県内では年間約14万本が売れている。赤身肉のステーキ文化と相まって県民の「おなじみ」の味となってきた。

 製造メーカーに粘度の変化について問い合わせたが、他の輸出国では同様の事象は起きていないと回答があった。製造や輸送過程などを検証する必要があるとし、その間しばらくは輸入を停止することにした。

 湧川商会営業部の仲松義光統括次長は「沖縄の食文化で親しまれてきただけに心苦しいが、品質安定が大切だ。究明を急ぎたい」と話した。

 A1ソースは英国王のジョージ4世に仕え、後に「ブランズ社」を立ち上げたシェフのブランド氏が19世紀前半に開発した。国王が当時、このソースを「1級」を意味する「A1」と呼んだことが名前の由来だとされる。 

(島袋良太)