大型で猛烈な台風18号は1日午前9時現在、台湾の南を西北西にゆっくりとした速さで進んでいる。中心の気圧は915ヘクトパスカル、中心付近に最大風速は55メートル、最大瞬間風速75メートル。
台風は1日から2日にかけて台湾付近を北上し3日から4日頃にかけて暴風域を伴って先島地方に接近するおそれがある。
気象台によると、3日には暴風警報を八重山地方に発表する見込み。与那国島地方は2日から発表し4日まで継続する可能性がある。宮古島地方には3日に発表する可能性がある。
本島地方では台風18号周辺の湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となっている。本島北部の国頭村と東村では、降り始めの9月27日午前0時から10月1日午前9時までの降水量は、東村平良で189.5ミリ、国頭村比地で113.5ミリ(アメダスによる速報値)を観測した。
気象台は1日夕方まで大雨注意報を発表し土砂災害に注意するよう呼び掛けている。2日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼び掛けている。
1日12時から2日12時までの24時間降水量は中南部50ミリ、北部60ミリ、久米島50ミリの予想。