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三線最高賞 3人が合格 <八重山古典芸能コンクール>


三線最高賞 3人が合格 <八重山古典芸能コンクール>
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 第13回八重山古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の八重山三線最高部門の審査が6日、那覇市の琉球新報ホールであった。7人が応募・受験し、3人が合格した。合格率は42・8%。合格者は次の通り。(敬称略)

 松島恵美(北中城村)古屋順子(恩納村)宮城究(今帰仁村)

審査講評:味わい足りない 歌の背景学んで

 三線の小弾(こび)きの音が大きくて小弾きになっていない。小弾きは味わいをもたらす。大切に弾いてほしい。リズムが一定でなかった。三線の弾き間違いも目立っていた。

 課題曲は2曲とも八重山を代表する歌。タノール(味わい)を出すことが大事だが、足りていない。味を出せるような歌い方になるよう工夫してほしい。歌の微妙な音程のズレがあった。伸ばすべきところを伸ばせていない人もいた。

 歌に愛情がこもっていないと感じた。歌の背景や歴史、言葉一つ一つの意味を勉強して臨んでほしい。

(仲大底博也、仲宗根巴津美、福島英次、宮野敬介、宮良享男、山城直吉)