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箏曲最高3人 優秀5人合格 新人3人全員<八重山古典芸能コンクール>


箏曲最高3人 優秀5人合格 新人3人全員<八重山古典芸能コンクール>
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 第13回八重山古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の八重山箏曲新人・優秀・最高部門の審査が9日、那覇市の琉球新報ホールであった。新人部門は3人が応募・受験して全員合格した。合格率は100%。優秀部門は7人が応募・受験して5人が合格した。合格率は71・4%。最高部門は6人が応募し、5人が受験、3人が合格した。棄権者1人、失格者1人。合格率は60%。合格者は次の通り。 (敬称略)

 【新人部門】儀保清子(宜野湾市)外間凪琉(名護市)外間叶琉(同)

 【優秀部門】吉永明美(愛知県)伊藤千代美(宜野湾市)大城すずか(沖縄市)屋我友子(北谷町)比嘉成美(名護市)

 【最高部門】大濵正子(南風原町)寺澤彩来紗(那覇市)米須みこ(同)

審査講評:独特の情緒課題 中舌音しっかり

 全体的にレベルは上がっている。新人部門は、演奏の音色も良く、歌の節入りなども素晴らしく、新人離れした若い受験者がいた。今後が楽しみだ。最高部門にも、ずばぬけて上手な人がいた。優秀部門は、八重山独特の情緒を出せている人が少なかった。歌はできているが、弾き方で失敗した受験生もいた。

 八重山の歌で重要な「中舌音(なかじたおん)」はしっかりと稽古する必要がある。毎年、少しずつ良くなっている。中舌音を習得するためには、先生の口元を見たり、音をよく聞いたりして稽古を重ね、こつを覚えてほしい。

(赤嶺弘子、東江朝子、米須好子、玉城弘子、當山規子、波平エミ子)