沖縄県農業会議は27日、県庁に前門尚美農林水産部長を訪ね、農地などを有効活用するための意見書を手渡した。意見項目は持続可能な生産基盤確立のための農家支援や、担い手の育成・確保、農業委員会等の体制整備および予算の確保など7項目。
意見書提出後は、農地の集約が困難であることや地域内循環経済の構築、肥料代高騰で新規就農が困難となっている点など、さまざまな課題について意見交換した。
同会議の普天間朝重会長(JA沖縄中央会長)は「農地の有効活用のために市町村間の連携が重要だ」と訴えた。
前門部長は「生産基盤確立のための農家支援などは重要な課題だと認識している」と述べた。
(福田修平)