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メセナ予備校を事業承継 日経教育G 同校授業、引き続き提供


メセナ予備校を事業承継 日経教育G 同校授業、引き続き提供 事業譲渡契約を交わした日経教育グループの島袋永伸代表(中央)とメセナの伊禮春孝代表(左から2人目)、「HRD labo OKINAWA」の長濵克実社長(同4人目)、琉球銀行の金城裕信コザ支店(右端)、藤村紋子大道支店長=5日午後、那覇市の琉球新報社
この記事を書いた人 Avatar photo 當山 幸都

 教育事業や人材育成を手掛ける日経教育グループ(沖縄市)は5日までに、看護師や教員の志望者向けの予備校を運営するメセナ(那覇市)の事業を合併・買収(M&A)を通じて承継した。日経教育グループ内にメセナ事業部を新設し、メセナ予備校が担ってきた看護や教員の2コースを引き続き提供する。

 メセナは1991年に伊禮春孝代表が創業。那覇市や沖縄市の予備校で看護コースを中心に事業を拡大した。2005年ごろまでは大学・高校受験、教員採用試験の対策講座なども開設していたが、近年は少子化の影響や教員のなり手減少も重なり、事業縮小を余儀なくされていた。

 生徒確保などについて伊禮代表から相談を受けた琉球銀行が仲介し、フランチャイジーで「資格の学校TAC沖縄校」や東進衛星予備校を運営する日経教育グループを紹介。9月25日にメセナの看護、教員の2分野の事業譲渡契約を結んだ。

 伊禮代表は日経教育グループのメセナ事業部長に就任する。メセナ予備校の講師も同事業部で引き続き勤務する。
 (當山幸都)