衣料品の中古品・新古品の再流通を主軸とした事業を展開するRESTA(リスタ)(大阪、佐々木一騎社長)は19日午後8時、24時間・無人営業の古着販売店「#古着de行こか。withアイナ那覇店」を、那覇市の平和通りにオープンする。今年2月の滋賀県彦根市の第1号店を皮切りに現在全国で18店舗展開しており、沖縄初出店。Tシャツやニット、ジーンズ、ワンピースなど全国最多となる約4千着の商品を販売する。
時間や周囲の目を気にすることなく好きな商品を選び、購入できるのが特徴。千円のTシャツやスウェットパンツなどから5千円のジャケットやコートなど、千円刻み5段階の均一価格(税込み)。価格を5種類に限定することで、簡単に計算ができるようになっている。店舗スタッフは置かず、大阪の本社から遠隔で管理する。
同社によると、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から、世界的に衣料品リユースに対する注目が高まっており、国内でもリサイクルの普及が進んでいる。年内に30店舗までの拡大を目指しており、独自の防犯システムや支払いツールなどの開発も進めている。
同社の小堀正弥執行役員は「大阪と沖縄で物理的距離が離れている状態でスムーズに運営できるかどうかの試金石となる。会社が次のステップに行くための挑戦。修学旅行の学生や観光客にも知ってもらえるきっかけになれば」と意気込んだ。
同じテナントで営業していた別の古着無人販売事業者の設備を再活用する形でオープンする。
(普天間伊織)