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沖縄のホテル、客室単価が上昇 シティーは32%増 4~6月 レンタカーも高単価


沖縄のホテル、客室単価が上昇 シティーは32%増 4~6月 レンタカーも高単価 イメージ
この記事を書いた人 Avatar photo 與那覇 智早

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は1日、県内のホテル客室単価の上期(4~9月)実績と10~12月の見通しを発表した。4~6月のシティーホテルのホテル客室単価は前年同期比約32.8%増の1万4451円、7~9月の本島リゾートホテルは同18.3%増の4万1740円となるなど、旅行需要の回復を受けた価格上昇が見られた。

 上期のレンタカー単価概況も発表。1泊当たりではなく、予約1件当たりの単価で集計しているもので単純比較はできないが、4~6月の県内レンタカー単価は前年同期比45.5%増の2万4538円、7~9月は同12.4%増の3万3281円と、高単価で推移している。

 客室は堅調な旅行マインドや物価高騰などを受け、上期の県内ホテル客室単価は前年同期比約10~30%上昇している。価格上昇は特にシティーホテルで顕著だった。

 10~12月の見通しでは、沖縄が人気であることなどから、本島リゾート、離島リゾート、シティーホテルの全ての区分で前年同期を上回る予定となる。特に12月の価格が高く、本島リゾートは同31.4%増の3万1448円となった。

 レンタカーとホテルの概況は、OCVBがインターネットを通じて旅行商品を販売する事業者(OTA)と県レンタカー協会、県内ホテルやへのヒアリングを実施して分析した。

 (與那覇智早)