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観光業の人手不足「DX」で効率化 リゾテックエキスポで事例紹介 沖縄


観光業の人手不足「DX」で効率化 リゾテックエキスポで事例紹介 沖縄 パネルディスカッションを行う(右から)ディジタルグロースアカデミアの高橋範光社長、Agoopの柴山和久社長、Vpon JAPANの篠原好孝社長、ISCOの村井豊一氏
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 リゾテックエキスポ2023 in Okinawaでは、人手不足が問題化している観光業にDX(デジタルトランスフォーメーション)を組み合わた事業も盛り上がりを見せた。レンタカーやアクティビティなどの予約が簡単になるシステムなど、事業者らは新しい取り組みに工夫を凝らした。
 基調講演会場となった沖縄アリーナ5階では、情報サービス事業のAgoop(東京)の柴山和久社長兼CEOとビッグデータ解析事業などのVpon JAPAN(東京)の篠原好孝社長らが「観光とデータサイエンスの利活用」というテーマでシンポジウムを開いた。
 柴山社長は、沖縄への観光客はコロナ禍前の8割程度にとどまるが、県内客も多く利用する北谷町は同30%増の入域があることなどを説明。篠原社長は、アジアの旅行者の人流データを沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)などに提供した事例を紹介した。 (與那覇智早)