トラック輸送関連の県内企業6社が連携し、女性運転手の仕事ぶりを伝えるカレンダー「2024沖縄トラガール」を作製した。技能を競う全国大会で好成績を残すなど、活躍している県内の女性運転手について多くの人に知ってもらうことが目的。魅力などについて周知を図ることで業界の人手不足解消につなげることも狙う。
沖食商事、みつや、拓南商事、ジーマック、協和、沖縄西濃運輸が連携して作製。光文堂コミュニケーションズが企画を提案した。各社の女性運転手計12人をモデルに仕事ぶりを活写。現場での様子や運転手のやりがいなどを伝えている。600冊を発行。非売品で各社が販促などに活用するという。
ドライバー歴20年という拓南商事の奥間リエさんは「女性運転手の仕事として認知はまだまだと思う。多くの人に知ってもらうきっかけになるとうれしい」と話した。
県トラック協会の上原勇人副会長は「肉体労働のイメージがあると思うが、機械化で女性が活躍できる職場になってきている」と紹介し、多様な人材が業界に興味を持ってもらうことを期待した。
(謝花史哲)