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小規模でも世界規模、首里石鹸のコーカスが「ベストタレントイノベーション賞」 フォーブスジャパン主催のアワード


小規模でも世界規模、首里石鹸のコーカスが「ベストタレントイノベーション賞」 フォーブスジャパン主催のアワード 「フォーブスジャパンスモールジャイアンツアワード」で登壇するコーカスの緒方教介社長(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 普天間 伊織

 ビジネス誌「フォーブスジャパン」が主催する第7回「スモールジャイアンツアワード2023-2024」が11月に開催され、スキンケアブランド「首里石鹸(せっけん)」を運営するコーカス(那覇市、緒方教介社長)が「ベストタレントイノベーション賞」を受賞した。受賞は県内企業で初。

 創業10年以上、売り上げ100億円未満、従業員数500人以下という条件の下、小規模でも独自の技術やアイデアで世界規模の活躍をする企業を発掘、表彰するアワードで、2018年に始まった。

 全国から120社がエントリーし、コーカスが県内企業としては初めてファイナリスト7社に選出され、「ベストタレントイノベーション賞」に輝いた。同社は県産植物由来のオーガニックせっけんを中心としたスキンケア商品を販売。16年にブランドを立ち上げて以降、徐々に店舗を拡大し、現在は全国に約20店舗を展開している。沖縄の歴史や文化、自然を生かしたブランディングや社員同士のコミュニケーションを重視した組織づくりなどが評価された。

 緒方社長は受賞を受け「これまで以上に沖縄のためにできることを追求しながら、国内外で活躍できる人材を創出していきたい」と述べた。

(普天間伊織)