帝国データバンクは29日、2024年1~5月に予定する食品値上げ数は3891品目との調査結果を発表した。記録的な値上げラッシュとなった23年同期に比べ8割近く減り、ペースは鈍化する。ただ円安による調達コスト上昇や人件費高騰により、一定の品目数で値上げは続く見通しだ。
調査によると、23年1~5月に値上げした品目数は計1万6106品目。現時点で判明している24年の予定分は76%減となる見込み。一方、24年通年での値上げは1万から1万5千品目に上ると予想。3万2396品目に達した23年から大きく減るとみている。
24年1~5月の値上げは、分野別で「加工食品」が最も多い2137品目。マルハニチロやニッスイなどが冷凍食品を値上げする。続く「調味料」は784品目、カゴメやキッコーマンのケチャップが対象となる。
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食品値上げ ペース鈍化 帝国データ 来年1~5月見通し
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琉球新報朝刊
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