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コーン系スナック菓子好調 健康対応で存在感 出荷額 22年、13%増509億円


コーン系スナック菓子好調 健康対応で存在感 出荷額 22年、13%増509億円 ジャパンフリトレーの「マイクポップコーン バターしょうゆ味」
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ポップコーンなどトウモロコシを原料にしたコーン系スナック菓子の販売が好調だ。ジャガイモ由来のポテトチップスに水をあけられてきたが、消費者の健康意識に対応した商品を投入し、存在感を高めている。大半を輸入する原料を将来的に国産化し、付加価値を高めようとする動きもある。
 日本スナック・シリアルフーズ協会(東京)によると、コーン系スナックの2022年出荷額は前年比13・6%増の509億円と大きく伸び、統計のある04年以降で最高となった。増加は2年連続。23年も高水準で推移しているとみられる。ポテトチップスも22年に1771億円と最高を更新したものの、前年比は1・8%増にとどまった。
 コーン系スナックはポテトチップスに比べ、出荷額が伸び悩んだ時期が長い。堅調な販売が続くかどうかが焦点だ。