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国内線は4%減 羽田事故、ストが影響


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 航空各社は9日、年末年始(2023年12月28日~24年1月3日)の利用実績を発表した。国内線は22年度比4%減の220万5千人で、国際線は44%増の36万7千人だった。2日の羽田空港での衝突事故に伴い、一部滑走路が閉鎖して欠航が相次いだ影響や、格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンでのストライキもあり、22年度の実績を下回った。
 全日空は国内線88万2千人、国際線14万8千人、日航は国内線71万7千人、国際線12万6千人だった。2社によると、新型コロナウイルス感染症の5類移行で、旅客数は好調に推移。国内線では北海道方面の利用が増えた。海外旅行需要も回復し、全日空はハワイ路線の旅客数が過去最多で、日航は東アジア路線などが好調だった。
 事故による羽田空港の滑走路閉鎖では3日までに全日空と日航で計400便以上が欠航、約8万7千人に影響した。
 ジェットスターはストの影響で23年12月24日~24年1月2日に計54便が欠航、約9千人に影響したと明らかにした。ストは能登半島地震対応のため2日以降中止している。