中小企業中央会が新年会　観光活気の兆し　他産業に波及へ

　県中小企業団体中央会（岸本勇会長）の２０２４年新年会が９日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルで開かれ、会員ら約２００人が参加した＝写真。岸本会長は「事業承継問題や人手不足など県経済における懸念すべき課題は多い」としながらも、「観光関連産業などが従来の活気を取り戻しつつあり、さまざまな産業に波及することで全体の活性化につながれば」と期待を示した。
　昨年宮城県で開催された中小企業団体全国大会の被表彰者の紹介や年男・年女の選出があった。
　同時開催された国際協力機構（ＪＩＣＡ）沖縄センター所長の倉科和子氏、那覇青果物卸商事業協同組合の長松九一郎氏による講演では、県中小企業の海外展開や海外との取引の可能性について講話があった。　（普天間伊織）