工事現場の作業監視怠る 20代の代表を安全衛生法違反疑いで書類送検 沖縄労基署 


工事現場の作業監視怠る 20代の代表を安全衛生法違反疑いで書類送検 沖縄労基署 
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄労働基準監督署は4日、工事現場の進行状況を確認していなかった疑いで、請負業者(八重瀬町)とその代表の20代男性を労働安全衛生法違反の疑いで那覇地検沖縄支部に書類送検した。

 同署によると、同社が請け負う沖縄市美里の工事現場で7月、足場の組み立て作業中だった30代男性が高圧電線に接触して死亡した。その後の調査で、現場の作業主任者である同社代表が、作業の進行状況を監視していなかった疑いがあることが分かった。

 県内で今年1~8月末の同法違反容疑の書類送検は8件となり、死亡災害は6件発生している。