宮古島市平良下里のホテル建設現場で2月19日、足場の組み立て作業中の男性(18)が約12メートルの高さから転落死した件で、宮古労働基準監督署は2日、必要な安全措置を講じなかったとして労働安全衛生法違反容疑で、工事の元請け業者とその代表取締役、下請け業者と作業責任者を那覇地検平良支部に書類送検した。
同労基によると、元請け業者は亡くなった男性にフルハーネス型安全帯を着用させていなかった。下請け業者は、高さ2メートル以上の作業場所を使用させていたが、手すりなど墜落を防止するための設備を設けていなかった。