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米ボーイング監督強化 窓吹き飛び 「製造上の問題」


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 【ニューヨーク共同】米連邦航空局(FAA)のウィテカー局長は12日にロイター通信に対し、米航空機大手ボーイング製の小型機737―9(MAXシリーズ)の機体の一部が離陸後に吹き飛んだ事故を受けて同社への監督を強化していく方針を明らかにした。機体に製造上の問題があることは「かなり明らかだ」との見解も表明した。
 FAAは、ボーイングが製造した一部機体の運航停止を既に命じている。ウィテカー氏は同様の事故の再発を防げると確信を持てるまで再開を承認しない考えも示した。事故は今月5日に発生。米アラスカ航空の旅客機が西部オレゴン州ポートランドの空港を離陸後、窓が取り付けられた部分が吹き飛び、緊急着陸した。
 FAAは11日、ボーイングが安全基準を守っていたかどうかを調査する方針を明らかにした。