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中東の経済、文化体感へ 琉球新報社 カタール視察団出発


中東の経済、文化体感へ 琉球新報社 カタール視察団出発 琉球新報社主催の海外経済視察でカタールに向けて出発する一行=16日、那覇空港
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 エネルギー資源で経済発展を遂げ、近年は観光産業にも力を入れる中東カタールの経済情勢に触れる琉球新報社主催2023年度海外経済視察団(団長・普久原均琉球新報社社長)が16日、那覇空港から羽田空港を経由し、カタールのドーハ・ハマド国際空港に向け出発した。県内26社から37人が参加。新型コロナウイルス感染症の影響で中止していた琉球新報社の海外経済視察は4年ぶり。創刊130年記念の企画として再開した。
 視察団は22日まで5泊7日の日程で、サッカーのワールドカップ(W杯)開催で世界から注目を集めたカタールの首都ドーハを訪れる。
 大きな国際大会を成功に導いた同国はスタジアム以外にもイスラム教の礼拝堂モスクやアラブ様式の建築物など観光地としての潜在力を高めており、視察では自然と街が調和した景観やハラール食など中東の文化を体感しながら、経済振興の取り組みを学ぶ。
 那覇空港内で開いた出発式で普久原団長は「開発が進み、非常に経済発展している都市を視察するのが楽しみだ。皆さんと一緒に有意義な旅にしたい」と話した。 (謝花史哲)