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県内消費額 増加傾向


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 県観光政策課によると、県内の2023年の外国客の消費単価に関する推計は17日時点でまとまっていない。県内を訪れた外国客の観光消費額は、22年度が最新で、約181億円だった。新型コロナウイルス拡大前の19年の1224億円を大きく下回った。コロナ禍で国際線が運休したことなどから、外国客の入域数が19年度の約249万人から22年度は約20万人と、10分の1以下に減少していることなどが影響している。
 一方、外国客1人当たりの観光消費額は、19年度が10万2528円(空路客)だった。23年度4~6月期の1人当たり10万6539円(同)で、増加傾向にある。
 県観光政策課の担当者は「航空路線の再開や大型クルーズ船の寄港で外国客は段階的に回復している。今後も好調に推移するだろう」と述べた。 (與那覇智早)